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ポケモンことわざ 第六回:「トゲチックのおんがえし」 【2009/01/06 00:00】
「トゲチックのおんがえし」
出典:PQⅡ第三話
トゲチック
キャラクター紹介:
バクタバクタ/スリープ♂
初老のスリープ。PQⅠでは魔道士やってましたが、今回の話では売れない薬剤師なんぞやっておるようです。
酷い近視という設定はそのまま。メガネかけてないと、白いものは何でも餅に見えるそうな;
アーシアアーシア/エネコ♀
使い魔エネコのアーシアちゃんも、今回はただのペットみたいです。ツンデレキャラとしてなかなか人気を博しておる彼女ですが、今回はあまりにも可愛そうな役目を仰せつかっております・・・(爆)。
あと、齢は若いですよ、念のため;
トゲチックトゲチック
今回のテーマキャラ。トゲチックの特性は「てんのめぐみ」と「はりきり」と二タイプに分かれており、「てんのめぐみ」持ちの方が、どちらかといえば重宝されているようです。だけど、「はりきり」だって、トゲチックには変りありません。ですからどうぞ、可愛がってやってください・・・。
B@LB@L/カクレオン♂
この物語の作者&ブログ管理人。自爆が趣味(←ぇ;
・・・えと、要するに、今回の話は全てフィクションであり、実際の人物・団体等とは一切関係がありません、ということを前もってお伝えさせていただきます;
コガラシコガラシ/ヤミカラス♂
えと、ついでに言わせていただくと、今回のハナシは「新・ポケモンを書くブログ。」至上、最悪の内容となっております(爆)。あなたの持っているポケモンのイメージを破壊したくない方は、読まないことをお勧めします・・・
一応、言っておきましたからね!!ヽ(´Д`;)ノ


昔々のこと。ある村に初老のスリープが、ペットのエネコと共に暮らしておったそうな。

そのスリープの名はバクタ。山から木の実や植物を採ってきては、それらを調合し、様々な薬を作って街で売っておったが、そやつの作る薬はどれもこれも酷いものばかり。効き目はあるのかもしれないが、とにかくマズくて飲めたものではなく、もし飲んだならば舌がただれて、一生メシのウマさが感じられなくなると噂されるほどであった。

そんなわけで、そやつの家はいつも貧乏。毎日、電気代や水道代など毎月の支払いにさえビクビクする日々が続いておった。当然、N●Kの受信料などは払っている筈がなかった。

「なんでこの家はこんなにビンボーなのっ!?私、ノラネコとして暮らしてた方がまだマシだわっ!」

ペットのエネコ、アーシアも度々そう言って家を飛び出したが、彼女は俗に言うツンデレだったので、家を飛び出して数時間も経てば、一人ぼっちが寂しくてついつい帰ってきてしまうのであった。

・・・それにしても、貧乏なのになぜペットなど飼っているのか、このスリープは・・・。

兎も角、そんなある日のこと。

バクタがいつものように山からまた怪しげなキノコやら薬草やらを採ってきた帰り道、道端で何か白い物体が蠢いているのに彼は気付いた。

それはトゲチックだった。可哀想なことにそのトゲチックは、何処の誰が何のために仕掛けたのかさっぱり検討も付かないようなトラバサミに、これまたどうしたらそんなに都合よくひっかかったのかはわからないが、足を挟まれて動けないでいたのであった。

「た、助けてください!そこのおじいさん、どうか私をこのトラバサミから解き放ってください!」

トゲチックは、バクタを見つけると哀れな声でそう叫んだ。一方、そう言われた方のバクタは何やら面食らった様子だ。・・・まぁ、いきなりこんなわけのわからない状況に陥ったトゲチックを前にしたのだから多少は驚いてもよいだろうが、しかしそれにしてもリアクション大賞受賞を狙うかのような驚き方だった。

実は、彼が驚いたのは別のことだった。

「も、もちが喋っとる!」

「・・・は?」

なんと、バクタはトゲチックのことを餅と勘違いしているらしい。正直、初老であるにしても彼の視力は大変低く、家事をするにも事欠くほどだったからだ。

実は彼がペットとしてアーシアを飼っていたのは、彼に代わって家事をさせるためだったのである。なんて、そんなたった今思いついたばかりの微妙な設定も、蛇足ながらここでに書き加えておこう。じゃあ、薬草取りに行くときは一人で大丈夫なのかよ、などというまた新しく湧いてきた細かな矛盾は無視することにして・・・。

兎も角。

いきなり目の前で餅が動いているかと思えば、今度はそれが助けを求めてきたので、ビビりまくるバクタであった。しかし、自称動物愛好家の彼。まぁここで言う動物は「自分で動くことの出来る全ての物体」を差すのだが、その困っている「動物」を無視することなど、彼にはできなかった。

「どれ、ん?トラバサミか。まぁ、取ってしんぜよう」

そんなことを言いながら、彼は“餅”に近付いた。正体不明の相手が正直怖ろしくはあったが、「もちポケモン」という新種のポケモンなのだろうという自己暗示をかけたりもしながら。しかし、トラバサミを外そうとしたとき、手に餅が絡みついたりしたらイヤだな・・・などと思った。

当然、そのようなことはなく、トラバサミは簡単に外れた。

「おじいさん、ありがとうございます!このご恩は一生忘れません!」

解放されたトゲチックは、そう言って大空へと舞い上がった。

そのあとバクタは腰を抜かし、今度は自分がトラバサミに挟まってしまったかのように動けなくなってしまったのだが。

「も、もちが飛んだ・・・」


「ただいま。やぁ、アーシア。今日は愚かなことに、家にメガネを忘れておったよ」

家に辿り着いたバクタは、ここでナルホドその手があったかと納得する作者を尻目に、机の上に置き忘れていたメガネをかけ、ペットのアーシアによるお出迎えを受けたのだった。

「まったくもー、今日は大した薬草が取れなかったんじゃないですか?それに、たまにはゴハンとして食べられるような物も取ってきてくれって言ったのに・・・」

「おう、この“ちからのねっこ”のことかね?」

「・・・どうしてそんな私の嫌いなものばかり、間違いなく取ってくるんでしょう・・・」

アーシアが主人に若干殺意を覚え始めようとしていた、そのとき。

「トゲチックです!さっきは助けていただいて、どうもありがとうございました!」

突然、家の奥からさっきのトゲチックがひょこひょこ現れた。展開早っ。

「・・・な、なんだぁ、このトゲチックは・・・?」

「・・・知りませんよ、さっきバクタ様が帰ってくる直前に、バクタ様に助けられたんだとかいって、勝手に入ってきたんです」

「はぁ?ワシも知らんぞ、こんな輩は・・・」

と、バクタはそのときハッとした。こやつ、もしや先程の餅じゃ・・・。

「な、成る程。恩返しをするために、わざわざトゲチックに化けてきたのか・・・そうか、そうか」

「・・・は、はい?私は元々トゲチックですけど・・・」

「あぁ、そうか。正体をバラしてはならんのだなぁ。すまんかった、すまんかった」

早合点もいいところである・・・。

「ま、まぁ、恩返しをしたいというのは確かです。そういうわけで、機織り器をお貸しいただけませんか」

トゲチックは、早速筋書き通りにサクサク話を進めようとの試みに出た。

しかし、ここで問題が発生した。

「・・・ワシは、薬草を作るのが仕事だ。機織り器なんぞ、持ってはおらんぞ?」

「は、はいーっ!?」

トゲチックは衝撃の展開に、思わずアゴを外しそうになった。これじゃあ、折角家で某日本昔ばなしを読んで予習してきたイミがパァだ。

しかし、そんなことでめげるようなトゲチックではなかった。伊達に「はりきり」という特性を持っているわけではない。

「・・・では、仕方ありません。取り敢えずこれを一本、差し上げることにしましょう」

そう言うと、トゲチックは背中の小さな翼から、羽を一本引き抜き、バクタに差し出した。綺麗な羽だ。まるで砂金のような美しい輝きを放っている。

「その羽に付いている羽毛は、俗に“幸せの粉”と呼ばれています。本当は着物などに織り込めば、随分高い価値が出るのですが・・・」

「ほぉ、こいつは珍しい」

「一本でも、凄く綺麗ね・・・」

と、バクタとアーシアがその羽に見とれていたそのとき。トゲチックは何か物凄い失敗をしでかしたような、例えるなら会社の重要書類を間違えてシュレッダーにかけた瞬間の新入社員のような表情を浮かべ、叫んだ。

「・・・あ、あなたたち!見てしまったんですね!?」

「・・・え、何が?」

「わ、私が羽を引き抜く瞬間を!!あれほど見るなと言ったのに!!!!」

・・・いや、言ってないし。

ってか、自分が目の前で抜いたんだし(爆)。

しかしそんなツッコミを入れる間もなく、トゲチックはいきなり家を飛び出すと、大空に飛んでいったのである。

「トゲチックの秘密を知られた以上、このまま留まるわけにはいきません!さようなら、心優しいおじいさん、おばあさん!」

全く、予習どおりの台詞を言いながら・・・。

「・・・って、おばあさんじゃないわよ、私は!」

さて。

ひとまずこの羽をどうしたものか、バクタは考えた。

「どれ、ワシの薬に調合してみるのはどうだろう?」

・・・それだけはダメだろう。

しかし、アーシアが止める間も無かった。いちいちこんなところでモメてたら、無駄に話が長くなって更新が面倒だからである(爆)。小一時間程度で、トゲチックの羽を調合した薬は完成した。

「どれ、新作の“幸せの薬”だ。アーシア、味見してみなさい!」

ビーカーに入れられて出されたその薬を、何と形容したらいいのか。あの美しかった羽が、今や濃い緑色の不気味な薬の中に溶け込んで、見る影も無い。

「い、嫌です・・・!そんなわけのわからない薬・・・」

「何を言うか、いつも試して貰っているではないか」

そう、実はバクタがアーシアを飼っていた理由は、毎回の新作の薬の実験台にするためでもあったのだ!・・・って、何だこのサイテーな設定は。

しかし、ともかく無理矢理薬を飲まされたアーシア。果たして、その効果は・・・?

「ア、アハハハハハハハハーッ!!!!アハハハハハハハハハハハハハハハハハハァーッ!!!!」

突然彼女は愉快に笑い出し、家を飛び出してどこかけ駆け出してしまったのであった。

「むう、流石“幸せの薬”の効果、偉大なり!」

・・・って、そっち系の幸せかよ!

しかし、これは売れると思ったのだろう、早速バクタは薬を売りに出かけた。

薬は、何と驚くほど高価な値で売れたのだった!

まぁ、買っていく連中はどれも厳つい顔をした、明らかに暴力団のヘッドですという感じのポケモンばかりであったが・・・。

お蔭で、水道代も、電気代も、そしてNH●の受信料も払うことができるようになった。これで、“篤姫”を、何の後ろめたさも感じることなく観れるようになったというものである。

しかし、彼のそんなささやかな幸せは、長くは続かなかった。

暫くして彼は、麻薬取締法違反により警察から逮捕される身になったのであった・・・。

めでたし、めでたし・・・。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



コガラシ「・・・サイテーでござんすね、今回の話・・・」

バクタ「・・・折角“ことわざ”初登場だというのに・・・なんという扱いだ」

アーシア「今日という今日は許さないわ!B@L、どこにいるの!?さっさと出てきなさい!!」

B@L「・・・ハハハ、アーシアくん、私がどこにいるか、自分の目で見つけてみてはどうかね?」

バクタ「むっ、姿が無いのに声が聞こえる・・・?」

アーシア「・・・バクタ様、そんなわけ無いです。ホラ、そこ。お腹のギザギザ模様だけ隠しきれてないです」

B@L「ぎ、ぎくぅ!?カクレオンの保護色を見破るとは・・・!?」

コガラシ「・・・いらない演出でござんしたね」

B@L「ふっ・・・では、格なる上は!出でよ、ビリリダマ!!」



SE:チュドーン!!!!



アーシア「あ、また例によって“じばく”して逃げたわ!」

バクタ「進歩の無いオトコよのぉ・・・」

コガラシ「ちなみに今までの物語は、全部フィクションでござんすよー」



●まとめ

「トゲチックのおんがえし」

意味:
優しく大事に育てられたトゲチックが、将来トレーナーに幸せを分け与えるという言い伝えのように、献身的に恩義に尽くす姿勢を褒めて言った言葉。
しかしトゲチックであろうと、「やつあたり」などをすることもある。つまり“飼い犬に手を噛まれる”ことにもなりかねないので、育てるときはヘタな技を覚えさせないように、たっぷりと愛情を注いでやることが必要である。
ちなみに、“飼い犬に手を噛まれる”に対応する「オリジナルポケモンことわざ」を現在募集中である。

用例:鎌倉幕府によって成立した封建制度は、ご恩と奉公から成り立っていた。つまりこれはトゲチックのおんがえしの制度化であると言えるだろう。
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